伝統工法、土塗り壁(土壁)の勧め

岐阜県各務原市の三恵住宅建設株式会社は、これからも伝統工法の土塗り壁(土壁)を推奨していきます。

今、土塗り壁工法は?

10年ほど前までは、地域密着の地元工務店で建てられる木造住宅の多くは土塗り壁が行われていましたが、最近ではめっきり少なくなってきました。

三恵住宅建設株式会社は、土塗り壁のもつ諸問題を克服しましたので、今後も土塗り壁を推奨していきます。

土塗り壁(土壁)が行われなくなった諸問題

  1. 施工に日数がかかり、乾燥時間が必要なため工事が延びてしまう。
  2. 手間暇がかかり材料代もかかるためコストが上がる
  3. 昔の土塗り壁の家は隙間風が入り込むイメージがあり敬遠される。
  4. 壁の中が土が有るため、断熱材を厚く入れられず断熱性能を上げにくい。
  5. 建物が重くなり地震に弱い。

※建物の重さと地震の関係・・・地震力は建物の重さに地震時の建物が揺れる加速度を掛けたものです。建物が重くなればその分だけ建物が受ける地震力は大きくなります。

といといった点で、ほとんどのの工務店が土塗り壁から撤退をしてしまいました。確かに工期やコストはかかります。しかしそれ以外の問題点は解決できますし、さらに高温多湿の日本の中で千年近く受け継がれてきただけの長所が有ります。

土塗り壁 (土壁)の長所

  1. 土塗り壁は蓄熱の性能が高く外気温度が変化しても室内の温度変化を緩和するつまり温度を一定に保つ働きが有ります。
  2. 土が適切に水分を多く吸放してくれるので、壁内の結露が起きにくく建物の耐久性をあげます。そのうえ高温多湿の岐阜県では、夏季の室内湿度を吸収してくれるので室内の蒸し暑さを抑えてくれます。
  3. 耐力壁として認められているので、全体的に土塗り壁をすることでバランスよく耐震性能を上げられます。

※室内の湿度と快適さの関係・・・夏季は、室内の温度が高く体温に近づくため体からの直接の熱の発散が少なくなります。そこで、私たちは汗をかきその蒸発熱で熱を発散させようとします。室内の湿度が高いと汗が蒸発しにくいので人は不快感を感じますが、湿度を下げるだけで汗が蒸発しやすくなり同じ室温でも人は快適に感じます。

三恵住宅建設の問題解決の取り組み

  1. 高性能の発泡系のフェノール断熱材を外張りし気密テープ処理をすることで隙間風を無くし、断熱層内側に有る土塗り壁が室内の温度を一定させるので快適な室内空間を実現できます 。
       
  2. 建物に大きな地震力が掛ることについては、自社独自の耐震性能の高い耐力壁を開発したり、それをもとに詳細な許容応力度計算法で構造計算を行い、震度7の地震のさらに1.5倍の地震力が働いても倒壊しないことを実証し性能評価機関にも認めた構造設計を可能にしました。
      
  3. 土塗り壁にも制振筋違を入れることは可能で、熊本地震のような震度7の繰り返し地震にも耐えられる強度を確保しました。

伝統工法に最新技術を融合させることにより、より夏涼しく冬暖かな快適な生活が実現し、地震にも台風にも安心できる土塗り壁住宅の建築が可能となりました。三恵住宅建設株式会社はこれらの技術を駆使し今後も土塗り壁を推奨していきます。

三恵住宅建設株式会社は、土塗り壁の中にある小舞竹の編込み紐にもこだわります。

以前は藁で竹を編んでいた竹小舞ですが年月とともに劣化して強度が失われます。そのため最近ではビニール紐で竹を編み込むところが多くなってきています。しかし、これも劣化は避けられません。三恵住宅建設株式会社で施工する土塗り壁の竹の編み込み紐は耐久性が高く引張強度が大きなシュロ縄をしています。